CDC アメリカ疾病予防センターでは、継続的に全世界に向けたガイドラインを発表しています。ライフケアをITで支える4ULとして、このCDCガイドラインの一部を日本語でご提供することで、皆様をサポートできればと考えました。
How to Protect Yourself & Others (自分自身、そして周りを守るため)をご紹介します。
本日本語訳は4ULで実施しているもので、CDCが承認した公式なものではありません。リンク先の情報はCDCのサイト上の英語版となります。翻訳におきましては十分注意しておりますが、気になる部分などがございましたら、こちらまでご連絡ください。
ウィルス拡散についての現時点での真実
- 現時点では、COVID-19(新型コロナウィルス)を予防するワクチンは開発されていません。
- 予防のための最善の方法は、ウィルスに接する機会を避けることです。
- このウィルスは主に人から人に広がると考えられています。
- 人々が互いに近い距離で接している場合(約6フィート、1.8メートル以内)
- 感染者が咳、くしゃみ、または会話をするときの呼吸からの飛沫を介した場合
- これらの飛沫は、近くにいる人の口や鼻に入り、肺に吸入される可能性があります。
- 最近のいくつかの研究では、COVID-19は無症状の感染者によって感染が広がる可能性があることが示唆されています。
すべての人に実行してほしいこと
頻繁に手洗いをする
- 正しい手洗いがとても大切です。特に外出したとき、鼻をかんだとき、咳をしたとき、くしゃみをしたときには石けんを使って手を洗い、最低20秒は水で洗い流してください。
- 特に重要な手洗いのタイミングは下記のようなケースです。
- 食事前、調理前
- 顔を触る前
- トイレの利用後
- 公共の場所を離れるとき
- 鼻をかんだあと、咳やくしゃみをしたあと
- マスクを触ったあと
- おむつ替えのあと
- 病気の人をケアしたあと
- 動物やペットに触ったあと
- もし石けんや水がない場合は、 少なくとも60%のアルコールを含んだ消毒液を使ってください。手の全体に消毒液をつけ、乾くまで両手をこすり合わせます。
- 洗っていない手で目や鼻、口を触らないようにしましょう。
密な接触を避ける
- 家の中: 病気の人との密な接触は避けましょう。
- できれば、病気の人とそれ以外の家族は1.8メートル以上の距離を保つようにしましょう。
- 家の外: ご自分と家族以外の方との距離を1.8メートル以上に保ちましょう。
- 無症状の感染者がウィルスを拡散させている可能性があることを思い出してください。
- 約1.8メートルはちょうど両手を広げたくらいの長さです。(身長によって差はあります)
- 基礎疾患があるハイリスクの方は特に、他人との距離を保つことが大切です。
周りに人がいるときは口と鼻をマスクで覆う
- 自分が病気だと思っていなくても、COVID-19を拡散させる可能性があります。
- マスクは万が一あなたが感染していても、他の人に感染させないための手段です。
- 公共の場で、周りに家族以外の人がいる場合、特にソーシャル・ディスタンスを取りにくい場合は必ず マスクをつけましょう。
- 2歳以下の子ども、呼吸器系に問題がある方、意識不明、動けない、その他自分自身でマスクを外すことができない人は、マスクをつけないでください。
- 医療従事者用のマスクは使わないでください。現在サージカルマスク、N95マスク、人工呼吸器は、医療従事者やその他の初期対応者のために確保しておくべき重要な物資です。
- 自分と他の人の間に約1.8メートルの距離を保ちましょう。マスクはソーシャル・ディスタンスの代わりにはなりません。
咳やくしゃみを覆う
- 咳やくしゃみをするときは、必ず口と鼻をティッシュで覆ってください。肘で口と鼻を覆ってもいいでしょう。唾を吐くのはやめましょう。
- 使用済みのティッシュはゴミ箱に捨てます。
- すぐに少なくとも20秒間、石けんと水で手を洗います。もし石けんや水がない場合は、 少なくとも60%のアルコールを含んだ消毒液を使ってください。
清掃と消毒
- 頻繁にふれる表面 を毎日清掃、消毒します。 テーブル、ドアノブ、電気のスイッチ、調理台、ハンドル、机、電話、キーボード、トイレ、蛇口、キッチンのシンク等が対象となります。
- 表面が汚れている場合は、まず清掃します。消毒前に洗剤または水を使ってきれいにしましょう。
- 次に、家庭用の消毒液を使います。EPA(米国環境保護庁)公認マークがついている製品なら安心です。(注:日本の場合は、NITE:独立行政法人 製品評価技術基盤機構が令和2年6月26日に「新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価について」で有効であると判断された消毒剤の一覧を発表しています)
毎日健康状態を確認する
- 特有の症状がでていないか警戒しましょう。COVID-19特有の発熱、咳、息切れ、その他の症状がでていないかを確認しましょう。
- 外出しなければならない場合、オフィスや職場に行く場合、ソーシャル・ディスタンスを取りにくい場合は特に重要です。
- 症状が出た場合は、体温を測ります。
- 運動後30分以内、またはアセトアミノフェンなどの体温を下げる可能性のある薬物を服用した後は、体温を測らないでください。
- 症状が出た場合は、 CDCガイドラインに従ってください。
日本でも米国でも基本的なアプローチは変わらないと思います。重症者数、死亡者数が増加する中で自分たちでできることをひとつづつ、やっていければと思っています。