遠隔問診と看護師の働き方支援、なぜ同時に推進しているのか

投稿日: カテゴリー: opinion

4月17日号の週刊医学界新聞で、「遠隔診療は医療に何をもたらすか」をテーマとした座談会が紹介されました。3人の参加者の一人が副社長の武藤。先日の未来投資会議でのプレゼンテーションにもあったように、協業パートナーであるインテグリティ・ヘルスケア社が推進するオンライン問診の取り組みを進めています。

オンライン問診を通じて医師ができることはたくさんある

このオンライン問診のポイントは、患者さんが主体的に自分の症状や進行、危険性に「気づいて」、仕組みを通じて医師だけでなく関係する看護師、ケアマネージャー、患者さんの家族などが情報を適切に「伝えられて」、適切なガイドラインをベースにビデオチャットなどを通じて診察で「繋がる」ことができるという点にあります。

これによって、無理なく自ら進んで治療を続けることができるようになり、症状が悪化する前に手を打てるために無駄な医療コストや時間をかける必要がなくなります。またICTを活用することで、短時間の診察やカルテだけでは得られない情報が取得できれば、より正確な診察ができて医療の質が高まる可能性があります。

では、なぜ看護師なのか。

オンライン問診などICTの医療への活用によって、今後増えてくる在宅医療の質や領域は大きく広がります。それによって、逆に医師や看護師を始めとする医療従事者の必要な人数も増えます。ますます、看護師のニーズは高まってくるわけです。

さらにICTによって、これまで多くのことを医師自身が実行してきたことが、他の医療従事者によって対応できるようになります。看護師ができることも増えます。

看護師に求められるスキルも変わってくるでしょう。より主体的に患者さんに対応することができるようになるし、対応すべき状況も増えてきます。働く意義も大きくなってくるのではないでしょうか。

ICTは働く人の時間と空間の制限を軽々と超えてみせる、強力な支援ツールです。そして、それを使いこなすのが人。医師や看護師を始めとした医療従事者であり、患者さんであり、取り巻く関係者全員です。特に足りないと言われている看護師さんの需給ギャップを「すきま時間なら働ける」プロ看護師によって埋めていく。「なでしこナース」の存在意義はそこにあると思っています。

 

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